2021年9月18日土曜日

サーブルオール・2着入選も左前浅屈腱不全断裂で引退へ・・・

21/9/18  引退

  • 18日の中京競馬では五分のスタートを切り中団を進み、2周目の向こう正面あたりから少しずつポジションを上げていく。勝負どころで先頭に立ってそのまま押し切りを図ろうとしたが最後の障害飛越後に交わされてしまい2着。「前回よりもさらに良い状態で送り出せたので、あとはレースへ行っての折り合い面がポイントになると思っていましたが、その点はまずまずだったように思えました。ただ、飛越がちょっと不安定でしたね…。レース後、ジョッキーも“障害の違いもあるのかもしれませんが、前回のほうが飛越が良かったです…”と言っていたんです。そのような状況でもなんとかまとめてきて勝負どころから勝ちに行く競馬ができていたのですが、残念ながら今回も目標にされてしまい、2着に敗れてしまいました。粗削りながらも上位に来るので何とか重賞を勝たせてあげたいと思っていたのですが、レース後、脚元を傷めていました。最悪の事態でなければと願いつつ、すぐに検査を行ったところ、左前脚の腱を断裂していることがわかりました。連れて帰ることはできるものの、競走能力喪失という診断が下りました。障害戦へ転向して活路を見いだすことができましたし、平地で獲らせてあげられなかった勲章を何とか獲らせてあげたいと思っていたのですが、このようなことになってしまい誠に申し訳ございません」(萩原師)育成時代は弱さが目立ち時間をかけることになりましたが2歳のうちにデビューすることができ、しかも勝利を飾って競走馬生活をスタートさせることができました。2000mの距離をこなしたことだけでなく、走りの良さから春の舞台に思いを寄せたほどでしたが、2戦目以降いくらか力みが見られるようになりマイル路線へシフトしたものの残念ながら春の大舞台へ向かうことはできませんでした。夏以降は自己条件戦からの再出発となりましたが、鼻出血を発症するなど紆余曲折あり、5歳春にようやくオープン馬の仲間入りを果たすことができました。その後も重賞やオープン戦で好走を見せてくれたものの勝ち切るまでには至らないことから7歳になって障害レースへ矛先を向けることになりました。転向初戦こそ勝ち切ることはできませんでしたがその後は好内容で2連勝し、自信をもって前走のジャンプ重賞へ向かいましたが2着と惜敗しました。何とかこの時の悔しさを晴らすことができればと考え、今回の阪神ジャンプSへ挑み、前半は焦らずじっくりと進み、勝負どころと見て2周目の3~4コーナーで先頭に立つ積極策を採りましたが、残念ながら前走と同じく2着に負けてしまいました。前走と同じ相手に負かされたのは非常に悔しいものの、他の実績馬たちを完封しているので胸を張って前を向いていきたいと思っていたところ、レース後に左前脚の強いハ行が見られ、診断の結果、左前浅屈腱不全断裂を発症していることが判明しました。残念ではありますが、競走能力喪失の判定も下りましたので、ここで現役続行を断念し、競走馬登録を抹消することとなりました。会員の皆様にはまことに残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面を持ちましてご案内いたします。「キャロットクラブより転載の許可を得ています」
今知ってショックが・・・
やはり、雨でのレースが響いたようで、最後まで良く頑張って走ってくれたと思います。
2歳時から呼吸の異音があり、3歳の北海道シリーズで鼻出血を発症し、体の弱さがありなら、ここまで競走生活を続けられるとは思っていませんでした。大変残念ですが、サーブルオール自身にとって良い競走生活だと思っております。

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